此度、9月14日に大峰山行者講登山に行って参りました。
大峰山は、修行道の根本道場として7世紀後半に役行者(えんのぎょうじゃ)によって開かれ、
後に空海(弘法大師)が役行者の精神を受け継ぎ、修験道の拠点として発展させてきた歴史的背景があります。
長光寺では役行者と弘法大師をお祀りし、信仰を続けております。
大峰山は急な登山道や断崖絶壁、鎖場を登る長く険しい山道が続き、
道中には日本三大荒行のひとつとされる大峰山中屈指の荒行場である「西の覗き」があります。
命綱一本を信じて、断崖絶壁の上から上半身を乗り出し、不浄を払って生まれ変わりを願う修行です。
山頂には蔵王権現を祀る大峯山寺があり、「山の正倉院」とも呼ばれます。
役行者が金剛蔵王大権現を感得して蔵王堂を建立したのが始まりと伝わる修験道の根本道場です。
長光寺講として、今年も皆様のご健康を祈念し、特別護摩祈禱を受けて参りました。