三月二十日、彼岸会法要を滞りなく厳修いたしました。
お彼岸は、春分・秋分を中日として前後三日を合わせた
七日間にわたり営まれる仏事で、此岸と彼岸とが最も通じやすい時節とされております。
仏教においては、此岸とは煩悩に満ちた現世を指し、
彼岸とは諸仏の浄土、すなわち悟りの世界を意味いたします。
このお彼岸の期間は、迷いの此岸より悟りの彼岸へと至らんことを願い、
各々が仏道修行に心を寄せる大切なご縁でございます。
とりわけ、ご先祖様への報恩感謝の誠を捧げることは、
私たちにとって最も身近な修行の一つであります。
長光寺では、花の木永代にて合同供養を行った後、大師堂にて法要を執り行いました。


大師堂での法要では本年も本堂にモニターを設置し、
ご参詣の皆様すべてが等しく供養にご参列いただけるよう相整えました。


年に二度の彼岸法要は、弘法大師の御教えのもと、いのちのつながりと
ご先祖様への感謝の気持ちを改めて見つめ直す尊い機縁でございます。
ご供養は、墓前に限らず、ご自宅の仏壇においてお線香や仏飯をお供えし、
あるいは静かに合掌することによっても十分に心を届けることができます。
お彼岸の期間に限らず、日頃より仏様とご先祖様への感謝の気持ちを大切にし、
心を込めてお伝えすることが、何よりの供養となるでしょう。